STORY01
日本初の新商品の
生産ラインをつくる。
ワンチームで成し遂げた
一大プロジェクト
OUTLINE
岐阜精工として類を見ない、新商品における生産ラインの設備開発プロジェクト。それは当社が一から手がけた初めての案件であり、完全な新設でもあった。新資材が使えるかどうかの相談から始まり、3年にもわたる一大プロジェクトへと発展。機密情報が洩れる心配がない一業種一社の体制だからこそ、深い信頼のもとにプロジェクトが委ねられた。
MEMBER
― Chapter 01
すべてのはじまりは、
「この資材、使えるかな?」
という相談から
新商品の販売に向け、そこに用いる新資材での生産は可能かどうか。すべての始まりは、大手メーカーであるお客様からの相談からだった。その後、新資材による試作や試験を経て、商品生産の目途が立ったこともあり、商品を実際に作るテスト機の製作を打診された。テスト機での高い評価を得たこと、新資材を使用した新商品に対する需要が見込まれたことから、本格的なプロジェクトとして始動。全国販売に向けた、量産仕様の製造ラインの設備開発が進んだ。
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機械設計 H:
ご相談の背景には、これまで新商品の包装資材のテスト機を製作・納入し、良い評価をいただいたことがあります。また、新商品の構想当初からの流れを把握しており、仕様のすり合わせが容易であることも大きかったといえます。
― Chapter 02
前代未聞の短納期。
お客様であるメーカーと
岐阜精工、
そして協力会社が
一丸となって挑む
新資材が扱いづらいうえに、製造工程上の配慮が多い…。プロジェクトが抱えていた課題だった。初めは誰もがうまくいくとは思えず、お客様との検証・試験を経て見切り発車でスタートした。そのため仕様の追加や変更が多く、現場に混乱をもたらしたという。さらに、新商品の発売日が決定し、今までにない短納期という厳しい状況。これらの課題を乗り越えるため、お客様と岐阜精工、協力会社がワンチームとなって取り組んでいった。
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営業 H:
短納期という厳しい状況もあり、営業として積極的に行ったのがお客様との交渉、社内調整です。さらに部署間の円滑なコミュニケーションを図るため、クラウドツールを活用しました。入社して10ヶ月目の初案件でしたが、他部署と関わりながら乗り越えることができました。 -
機械設計 H:
設備の大きさや形状を調整するため、機械組立にも協力を得ました。量産仕様の設備開発やテストが進んでいない状態でしたが、自社が培ってきた経験とお客様の知識を投入。トライ&エラーを繰り返しながら進めたことで、短納期にも対応できたと思います。 -
資材調達 K:
短納期に対応するために複数の協力会社様に依頼し、同時並行で部品を調達し、工程で作業者の手が止まらないように配慮しました。聞いたことのない加工方法や工程に直面しましたが、自ら調べ、設計者との意見交換やアドバイスを受けながら課題解決を行いました。 -
機械組立 H:
生産開始日までに組立を完了させる必要がありました。そこで各部署と密に連携をとりながら、日々の目標を立てて効率的な作業を心がけることに。社内の繁忙期と重なり体力的にも大変でしたが、無事に納入できたときは心からほっとしましたね。
― Chapter 03
新たな感動を生むために。
それぞれが目指し
創造する未来とは?
長期間の努力と苦労が実を結び、無事に納入され、予定通りに生産がスタートした。販売された新商品がテレビCMで流れ、店頭で目に触れたとき、このうえもない達成感がスタッフたちを包み込んだという。中には販売日に店頭を訪れ、「これか…」と感慨深く思う姿も見られた。この一大プロジェクトが生み出したものは、モノづくりならではの感動である。そして、スタッフ一人ひとりの新たなるビジョンを育むきっかけにもなった。
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営業 H:
これまではお客様の意向を、そのまま素直に受け入れることが多かったのですが、これからは提案力を磨き、自分の意見も積極的に伝えられるようになりたいです。そのうえでお客様に寄り添いながら、信頼をより深め、新しい案件につなげていけるよう努力していきます。 -
機械設計 H:
オーダーメイドのモノづくりに対応するため、知識を増やすことは大事です。また「どう作られているのか」「こうなるんだろうな」と考える視点も欠かせないです。今後は、この業界を目指す方々に、そうした幅広い知識と観察力を持つことの重要性を伝えたいですね。 -
資材調達 K:
もっと幅広い知識を蓄え、技術部とお客様が求めるクオリティを理解し、納期通りに適正価格で調達することが目標です。社内外から信頼され、協力企業様との強固な関係を築き、どのような難題にも対応し、お客様にご満足いただける仕事を続けていきたいと思います。 -
機械組立 H:
この業界は長年、製品開発を含めたモノづくりが停滞しています。さらに世情から考えると、生産現場でのコストダウン化も進むことでしょう。そこでムダのないシンプルな生産ラインの製造など、コスト削減につながる新しい提案ができるようになりたいですね。
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